企業理念

Lee製作室のリーは、私の娘の愛称から付けた名称です。私の娘は、最重度の重複障がい児です。ですから、私は福祉用具の製作者であって、使用者でもあります。そして私は考えます。Lee製作室が作るべき福祉用具とは一体何かと。普通の方がすぐに思い浮かべる、車いすや歩行器・杖などの福祉用具は、確かに日常生活に必要不可欠なモノですが、それだけで良いわけではありません。

 

私は、重度障がい児者を持つ家族が、日常生活の様々な場面で困難を抱えていることを知っています。それは外ならぬ私自身の問題でもあるからです。ですから、Lee製作室が出来ることは、皆さんが抱える困難に同じ目線で向き合い、その困難が少しでも解消される手立てを提示することだけです。皆さんから、「こんなモノが欲しかった」と言って頂けるようなモノづくりをこれからも真摯に続けて参ります。

寄り添ってのものづくり

大切なのは、私たちが作る商品を購入していただくことではありません。お客様に認めていただけるような商品を作ることです。

お客様の困り事を解決するために開発し、問題があればその都度改善していく。私たちの商品を、お金に見合う価値があると認めていただく。実際に使う方々の思いに"寄り添ってのものづくり"にこそ、意味があると考えます。

量産よりひとりひとりの笑顔が宝

商品を効率的に量産するよりも、お客様と濃密に関係を持ち信頼を築くことを優先したい。家族の負担を和らげ、娘の笑顔を増やしたい。

その思いは創業以来変わらず、今も一番深い所に根付いています。